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東京サイクルデザイン専門学校。DeAnimaビルダー、ジャンニ・ペゴレッティによるオンラインセミナー開催しました
2020年10月31日

東京サイクルデザイン専門学校に伊ハンドメイド自転車メーカー「DeAnima」の自転車職人ジャンニ・ペゴレッティを特別講師にむかえてオンラインセミナーを開催
https://arteciclo.org/2020/08/17/tcd/
コロナウィルス感染拡大により、本年度の海外研修旅行は中止を余儀なくされ、海外の自転車文化を学べる機会を模索していたところ、日本より自転車の歴史や伝統があるイタリアで自転車職人の育成に長く携わってきたジャンニ・ペゴレッティ氏に着目し、同氏によるオンラインワークショップ開催に至りました。
当ワークショップはartecicloがコーディネートし、同会代表、静観篤(しずみあつし)がセミナーの通訳及びナビゲーターを務めました。
セミナーは2部に分かれた構成で、第1部(10月5・6日)では2日間にわたりDeAnimaが得意とするカーボンフレーム製作や、ジャンニ・ペゴレッティの真骨頂と言えるペイントワークについて、あらかじめ用意した動画を用いて紹介。
参加の学生さんたちはみなジャンニの話しを聞いてメモを取ったり、デモンストレーション動画をスマホで録画する等、とても熱心で、ジャンニへの質問も絶えることなく、授業は2日とも予定時間をオーバーするなど、ジャンニはもっと参加者の質問に答えたかった様子で、大変熱心に取り組んでいました。












2日間の第一部を終え、学生さんたちは自らグラフィックデザイン、ペイントを行う課題に挑み、第2部でそれぞれの作品を発表し、ジャンニに見てもらってディスカッションするワークショップで、これは参加者を3つのグループに分けて、10月27/28/29日行われました。
また、ジャンニが第一部の動画の中でジャンニがペイントしていたステムは学校に贈呈され、第二部のセミナーに間に合うように、航空便で送られたステムの実物を無事に学生さんたちに見ていただくことができました。






























参加者はみな、はじめて挑戦する、インクを使ったペイントの際の技術的な難しさなど、苦労したことを話していたものの、創作にあたってテーマ(モチーフ)を決めてペイントするなど、積極的に課題に取り組み、また楽しい経験だったと明かしてくれました。
中には、プロ顔負けの仕上がりの作品もあり、ジャンニも感嘆するばかりでした。
この度開催したセミナーについてジャンニは「私自身もペイントの新しいアイデアなど、学生さんたちから学ぶことができた。日本の若者は技術はもちろん、クリエィティブな表現にも長けている。今回の経験が皆さんの将来につながる何かを得るきっかけになれば光栄です」と、セミナー参加者ならびに東京サイクルデザイン専門学校、コーディネートを行ったartecicloへの感謝の意を表しました。