Officina(オッフィチーナ名称)
ZULLO BIKE(ズッロ・バイク)

住所:
Via Sei Fontane, 10 Castelnuovo del Garda(ヴェローナ県)

Telaista(フレームビルダー)

Tiziano Zullo(ティツィアーノ・ズッロ)

展示車両・フレーム

PANTAREI

サイクルロードレース選手でもあったティツィアーノ・ズッロは1973年、若干21歳にしてフレーム作りを始める。80年代後半から90年代にかけてZULLO(ズッロ)はオランダの強豪チームTVMにバイクを供給していたことで知られている。
最盛期には10人の職人と、年間数千台のフレーム生産規模を有し、ヴェローナを代表する自転車メーカーであったが、ティツィアーノは“手を汚す仕事をする”職人に戻ることを決意。 
以降、現在までハンドメイドでユーザー一人ひとりの要望に応える小規模な工房として活動している。
 フレームは塗装も工房で自ら行っており、ティツィアーノ・ズッロはペインターとしても卓越した腕前を誇っている(※) TVMチームのサプライヤー時代から採用している、燃えさかる炎のような “ジャッロ・ラディカ”が彼の代表作のひとつで、その卓越した技巧は見るものを魅了する。これ以外にも、すべてがオリジナルデザインをオーダーできるZULLOのフレームはアーティスティックで美しく、イタリアンハンドメイドらしい魅力に溢れている。

既述の通り、かつてはクロモリの他にもアルミ、カーボンフレームも製作する一大メーカーであったが、現在は、かつてのようにスチール(一部ステンレス)の少量生産にこだわり、そこに情熱の全てを手向けている。
1994年からはじめたTIG溶接によるフレームがラインナップの中心。他にも、40年以上変わる工法で作るクラシックなラグドフレームもあり、TVMチームのディミトリ・コニシェフやフィル・アンダーソンがプロツアーで活躍した当時のレプリカモデルなどを用意している。

※日本を含むアジアマーケット向けのZULLO製品は現在、ズッロ氏の工房で長年働き、同氏を支えた安田マサテル氏のアトリエ・キノピオがディストリビューターを務め、塗装も同工房が担当しています。

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